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2014年10月29日 (水)

「陰謀論」:兵器化した用語の根幹 メディアや研究において真実の信用を貶める巧妙で欺瞞的な戦術

以下は、http://www.globalresearch.ca/conspiracy-theory-foundations-of-a-weaponized-term/5319708の日本語訳です。

 

 

「陰謀論」:兵器化した用語の根幹

 

メディアや研究において真実の信用を貶める巧妙で欺瞞的な戦術

 

 

Global Research、2013年1月22日

 

「陰謀論」とはほとんど全ての公人、特にジャーナリストや学術研究者の心に瞬時にして恐れや不安を引き起こす用語である。1960年代からこのレッテルは特定の出来事を調査や議論から隔離する上で圧倒的に有効な懲戒装置となっている。特にアメリカ合衆国においては世論に訴えるべく運命付けられた疑わしい公式説明(よって公共政策)について当然の疑問を提起することは重大な思想犯罪なのである。

陰謀論という語の持つ鋭敏で否定的な言外の含みはリベラルな歴史家Richard Hofstadterが「新右派」に対して浴びせた有名な攻撃に遡ることが出来るであろう。けれどもこの用語を効率的に「兵器化」する上で最大の役割を果たしたと考えられるのは中央情報局(CIA)であった。ジョンF.ケネディ大統領の暗殺についてのウォレン委員会の結論に向けられた世間の疑念の高まりの中で、CIAは同局の全支局に詳細な指示を送った。「ウォレン委員会報告書に対する批判への対抗」との題の送付文書が、「陰謀論」という用語を政府の増大する秘密プログラムや活動に疑問を投げかけるほとんど全ての個人、集団に対して振りかざす兵器とする上で決定的な役割を果たしたのであった。

この重要なメモとそのメモに含まれるアメリカの政治と公的言説にとっての広範囲の意味がフロリダ州立大学の政治科学者Lance de-Haven-Smith著の近著Conspiracy Theory in America(アメリカにおける陰謀論)の中で詳細に論じられている。de-Haven-Smith博士は state crimes against democracy「民主主義に対する国家犯罪」という概念を考案し、トンキン湾事件、1960年代の大きな政治的暗殺、そして911といった事件における政府の共謀の可能性を解明し、説明している。

CIA文書 1035-960」が、ニューヨークタイムズの1976年のFOIA(情報公開法)に基付いた情報公開請求に応えて公開された。この指示書は、ウォレン委員会報告書をめぐる「アメリカ政府全体の信望」に関するCIAの懸念を概説しているため、特に重要である。同局は自身のイメージと「(ウォレン委員会の)調査に対する情報提供に貢献した」という自身の役割を堅持することに特に関心を持っていたのである。

このメモは「他国でのそのような主張の流布を妨げるために、陰謀論者の主張に反論しその信用を貶める」一連の詳細な行動とテクニックを明らかにするものである。例えば、「友好的なエリート接触者(特に政治家や編集者)」に接近し、ウォレン委員会の品位と健全さを思い出させることが最優先とされるとしている。「批判者の訴えには真剣な根拠がなく」、「さらなる推測による議論は敵対勢力(共産主義者)の術中にはまるだけである」と文書には書かれている。

同局はまた「プロパガンダ情報人脈を活用し、批判者の攻撃を(無効にし)反論する」ように、「書評や特集記事がこの目的には特に適切である」と同局局員に指示していた。

1035-960文書はさらに、ウォレン委員会の結論をめぐる「陰謀めいた」主張に対抗するための具体的なテクニックについて描写している。そうした対応や軽蔑的なレッテルと結び付いた対応が、重大な公的事件に関する真実と説明責任を求める人々に対して、企業メディア出先機関、コメンテーター、政治的指導者によって、様々な装いで今日までごく普通に活用されているのである。

・(ウォレン)委員会が考慮しなかった意義ある新しい証拠は出現していない。

 

・批判者はたいていの場合特定の事項を過大評価し他の事項を無視している。

 

・しばしば示唆されている大規模な陰謀は合衆国では隠蔽することが不可能である。

 

・批判者は多くの場合一種の知的プライドに誘惑されているのである:彼らはある理論を出会い、恋に落ちているのである。

 

・オズワルドは分別のある人間が共謀者として選ぶ人間ではなかった。

 

・(ウォレン委員会の調査中に)「10人以上が謎めいた形で死亡した」というようなあいまいな訴えは常に自然なあり方として説明が可能である;例えば、死亡した人は大部分自然な理由で死亡している。

 

これまで以上に今日ニュースメディアの人間やコメンテーターは、異論の余地ある不明部分が多い事件に対して国家が認可した説明に疑問を提起する可能性のある全ての人物に対して、1035-960文書で計画されたプロパガンダと酷似したプロパガンダ活動を開始する上で力ある立場を占めているのである。この文書に記載されている動機と方法は、まぎれもなく、知識労働者によって全面的に内面化され、そうしたメディアを通じて実行可能となっており、オクラホマシティのミューラー連邦ビル爆破事件、911、最近ではサンディフック小学校射撃事件のような、未解決事件についての公式説明への大衆のほとんど一様な受容が、大きく保証されているのである。

こうしたことが後に公的な調査、議論、行動を結集させる可能性のある、不明瞭で説明されていない事件に対する学術的なまたジャーナリスティックな調査に対して及ぼす影響は目覚しいものであり、広範囲に及ぶものである。巧妙で欺瞞的な脅しの戦術が未来の独立した自己決定や市民の力の可能性をいかに深く阻害しているのかの証拠としては、警察国家の台頭、市民的自由や憲法による保護の空洞化に目を向けるだけでよい。

 

著者について:
James Tracyのメディアの歴史、政治、文化に関する研究は広範囲の学術誌、編集刊行物、オルタナティブニュース、その他の意見表明手段で発表されている。TracyはProject Censoredの近刊書、「「Censored 2014: Fearless Speech in Fateful Times; The Top Censored Stories and Media Analysis of 2012-2013」(検閲2014;運命を決する時代における恐れを知らない言論;最も検閲されたストーリーと2012年から2013年のメディア分析)の寄稿者である。さらなる記事と情報はmemoryholeblog.com.で閲覧可能である。

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