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2013年12月

2013年12月10日 (火)

911に関する討論についての洞察:「経済学者は恐れているのです」

以下は、http://www.atimes.com/atimes/Global_Economy/ND27Dj02.htmlの日本語訳です。

 

 

 

 

2012年4月27日
911に関する討論についての洞察:
「経済学者は恐れているのです」
Lars Schall 著 

 

先頃、私はAsia Times Onlineに独自の調査記事、Insider Trading 9/11 ... The Facts Laid Bare「911インサイダー取引…明らかになった事実」(2012年3月21日)を発表した。

この記事の中で私は、4機の民間航空機をハイジャックした19人のハイジャック犯を含めて2,996人の死者を出した2001年9月11日のニューヨークシティ並びにワシントン区域へのテロ攻撃に先立って、情報に通じていた取引活動があったことを示す証拠を提示した。(9月11日にハイジャックされた4機の航空機は、アメリカン航空11便、アメリカン航空77便、ユナイテッド航空175便、ユナイテッド航空93便であった。)

この同じ題材に関して、今回Asia Times Online は私がアメリカの経済学者、Paul Zarembkaに対して行ったインタヴューをお届けする。

Zarembka 教授はバッファローにあるニューヨーク州立大学(SUNY)の経済学の教授である。同教授は、1977年から「Research in Political Economy(経済的経済の研究)」の編集主幹を務めており、また「 Toward a Theory of Economic Development(経済的発展の理論に向かって)」の著者、「Frontiers in Econometrics(計量経済学における最先端)」の編集者、「Essays in Modern Capital Theory(現代資本理論の論考)」の共編者でもある。

教授は資本蓄積という考えとその応用について研究している。さらに教授は、マルクス主義理論並びに経済的発展についての専門家でもある。2008年にZarembka は「The Hidden History of 9-11(911の隠された歴史)」という本を編集した。これは、911とその背景を検証する本格的な参考図書で、どれほどの事象が依然として不明となっているのか、さらなる調査と議論が求められているのはどのような領域なのかを示すものである。この本の中の教授自身が執筆した章には911前のインサイダートレーディングについての調査が収録されており、2011年に更新されている [1]。

 

Lars Schall: Zarembka教授、どのようにして経済学者であるあなたが911のテロ攻撃に先立ってのインサイダートレーディング活動という主題に興味を持つようになったのですか?

Paul Zarembka:そうですね、私はその主題に直接的に興味を持ったのではなく、911自体に直接的に興味を持ったのです。そうして最終的にインサイダートレーディングにたどり着いたのです。また私は計量経済学の専門でしたので、自分自身で取り掛かり、調査するのは私には自然なことでした。

LS:攻撃の直後には、911に関連して情報に通じていた取引があったことを示唆するかなりの量の主流金融メディアの記事が出ていました。こうした報道が間もなくすぐに消失し、二度と再び見られることがなくなったのはなぜだとお考えですか?

PZ: それは良い質問ですね。では私が考えていることをあなたにお話します。しかしこれは一種の推測で、私には確実なところは知ることが出来ません。私が実際に起きたと考えることは、911とはいかなる形でも関係していなかった多くの人々が911の前に極度のレベルでの特定の証券のプットオプションに気付いたということです。

これは公けに入手可能な情報であり、こうしたデータを提供してくれるサービスを利用すれば、ことさら入手可能な情報なのです。この極度の量のプットオプションに気付いた人々の一部は、これが 911に対して責任があった者として[al-Qaeda のリーダー] Osama bin Ladenを特定することに結びつくことになると考えたのだと、私は信じています。ですから911の後1ヶ月か2ヶ月の間は私達には多くのニュース報道があったのですが、その後突然報道が途絶えたということです。報道が途絶えた理由は‐推測ですが‐何らかの形でOsama bin Ladenにたどり着かない話が出てきたからだと、私は考えています。

LS: 911委員会も同委員会の報告書でそのようなことを述べていますね。

PZ: その通りです。しかしそれは報道が途絶えた後かなり経ってからでした。つまり報道は極めて迅速に途絶えたということです。一方、実際にそうした報道が出ていたという事実は、911委員会がその件について何か表明しなければならなかったことを意味します。彼らは全く最小限程度のことを述べましたが、何か述べたことは述べたのです。もしそうしたニュース報道がなかったら、おそらく何もその件については述べられてなかったでしょう。

LS:911委員会のインサイダートレーディングに関する見解はどのようなものなのでしょうか?またなぜあなたは同委員会の結論が説得力に乏しいとお考えなのですか?

PZ:それは大いなる疑問です。おそらくあなたが想定するよりも大いなる疑問でしょう。ここで少し911に関連したインサイダートレーディングに関する議論の歴史に話を戻させて下さい。

この件について発表された最初の科学的論文は、Allen Poteshman教授によるものでした。同教授は当時イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に勤めていました。教授の書いた論文は、同誌の社会的立場、同誌の査読過程による品位に関して誰も批判など出来ない「Journal of Business」に発表されたのです。しかも教授は、高い確率で(統計的には確実なことは何もない)アメリカン航空のストックオプションではインサイダートレーディングが存在しており、ユナイテッド航空でもそれほどではないにせよインサイダートレーディングが存在していたという結論に達したのです。[2]

その論文は、2004年頃だったと思いますが、911委員会の報告書が発表されるかなり前に発表が認められていました。しかし彼らはその論文を一切参照しなかったのです。彼らがその論文について知っていたのか、知らなかったのか私には確実なところは分かりませんが、彼らはそうした研究がなされていたことを知らされていただろうというのが私の推測です。

そうして911委員会は同委員会の報告書を作成し、金融界の至る所を調査したと、つまりアメリカ合衆国だけでなく海外も、プットオプション取引だけでなく、他の金融商品も調査したと述べ、異例の金融取引活動を示す証拠は何も見出だすことは出来なかったとの結論を下したのです。

同委員会の報告書の中では、わずかに二つの事例のみが挙げられています。具体的にはこれはPoteshmanも研究し、書いていた事例である、アメリカン航空とユナイテッド航空のプットオプション取引でした。しかしながら、委員会は同委員会が発見した事象を示す直接的な証拠はほとんど提供せずに、断定しただけでした。ですから委員会が私達に彼らの発表の裏付けとなる証拠を何も提供しなかったことにより、911委員会が述べたことは基本的に価値のないものだったことになります。

インサイダートレーディングが実行されていたことを再度確認するさらに2つの研究がなされた際に、このドラマは大きくなります。また911委員会に提出された調査の一部が2009年に発表された時にも、ドラマはドラマチックになります。率直に言わねばならないのですが、このレポートは少なくともアメリカン航空については、アメリカン航空のインサイダートレーディングはなかったことを示す説得力のあるものです。

わたしがこう述べるのは、これが最終結果を大いに変更するからではなく、このような事項は複雑で、最終分析において政府には私達が持たないデータ、知識があるということは、このような事項について研究している全ての人に対する意味深い警告であるからです。‐ですから私達がやっていることの一部は確かな事実に基づいていますが、一部は私達が確かな事実としては知らない事象をめぐって推測しているに過ぎないということです。

LS: そうして推測するとなると、「陰謀論者」という決まり文句がその物騒な響きを響かせるということですね。

PZ: そうです。ですから私は推測には興味を持っていないのです。私は何であれ私が発見することは誠実に述べようと心がけています。例えば、Poteshmanの研究結果は確実なものとしてではなく、高い確率として述べられていました。しかし計量経済学的観点から見れば、99パーセントの確率を持つ結果が得られた際には、それらを極めて重く受け取ります。
またこれは別の話とも結び付きます。私は計量経済学の議論の余地ある論題を扱う中でたくさんの経験があるのですが、概してあなたが論争の余地ある結果を得ると、あなたが使っている方法論に対して誰かが一連の異議申し立てをして来て、あなたは大きな論争に巻き込まれることが分かっています。

Poteshmanの論文に対しては誰も批判的観点からの反応をしていないのです。これはとても興味深いことです。彼の論文は秀作です。彼以外の私達には出来ない方法でシカゴオプション取引委員会 [CBOE]から実際にデータを入手していました;彼は自分の研究のために内部データを入手していたのです。

CBOEはこの事件でのインサイダートレーディングではなく、他の事件でのインサイダートレーディングを調査する上で有効となる方法論の確立が可能であるのか見極めようとしていたのではないかとの疑念を私は持っています。そのためCBOEは彼にデータを与えたのだと私は考えているのです。理由はどうあれ、彼には彼以外の私達にはないデータがありました。そしてこれはさらに調査するべきことなのですが、彼の研究には異論がなかったのです。その後Poteshmanの主張をさらに補強する以上の働きをする論文が他に二本出て来ました。

そうした論文の一つはウィスコンシン大学マディソン校の二人の教授と一人の大学院生によるものでした。彼らは911の攻撃に先立つS&P 500 株価指数オプションの異例な取引を研究したのです。[3]彼らの研究は、911に先がけてS&P 500 株価指数オプションにおいて高い確率でインサイダートレーディングが存在したとの結論に達しました。

彼らの研究結果に関して興味深いのは、911委員会が利用可能であった(私達は後になるまで目にすることがなかった)基調報告書は、S&P 500株価指数オプションの取引は余りに巨額であったため、彼らはそれを調査不可能であったと述べていることです。ではこれがなぜ興味深いことになるのか、その理由は、911委員会の報告書は、彼らは広範囲に及ぶ検証を行い、911以前のいかなる金融上の異例点も発見しなかったと述べながらも、S&P 500 株価指数オプションは調査不可能であったとも述べられていたからです。‐つまり委員会はある意味で矛盾しているのです。またそれ以上に、誰かがS&P 500 株価指数オプションを調査した際、実際には911の前に、高い確率で、異例のインサイダートレーディングがあったことが彼らには分かっていたからです。

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http://www.atimes.com/atimes/Global_Economy/ND27Dj03.html

もう一つの論文、第三の論文は、スイスのチューリッヒ大学のMarc Chesney教授と彼の二人の同僚によるものです。[4] 彼らは長期にわたるプロジェクトを実施したのですが、それは今でもおよそ5年間にわたり進行中で、継続して自分達の研究を発展させ、さらにより大きくなっています。彼らが行っているのは、14の企業を調査することです。‐5つの航空会社、5つの銀行、4つの他の会社の株を調査しています。彼らはまた、911に先立って多くの株、例えば、Boeingや Merrill Lynchの株でインサイダートレーディングが存在していたことを発見しています。

私達はこのことをさらに論じることも出来ますが、現段階での基本的なメッセージは、911に先立って高い確率でインサイダートレーディングが存在していたことを示す3つの研究があるということであり、これと反対のことを示す報告はないということです。異論を述べるのは911委員会しか私達にはないのです。

それからChesneyの研究から興味を引かれるのは以下のことです:Michael Ruppert [「Crossing the Rubicon」の著者]は911以前のプットオプションで得られた利益の甚大さについて大きく主張すると共に、911の後に実施されなかったプットオプションについても述べており、一部にはオプションを実施することを恐れていた人々がいたことを示唆している。[5]

しかしChesneyの論文を注意深く見てみると、Chesneyの論文は詳細にわたって、いかなるプットオプションであれ期限切れとなる期日までに実施されていたことを示していることが分かります。つまり残っていたものはなかったのです。そして実際私には、これまでに知ったことがあります:プットオプションで期限切れとなる期日に時価が権利行使価格よりも低い場合には、プットオプションは自動的に実施されるということです。ただ期限切れになるということは許されないのです。

Chesneyの論文によらねば私が知ることのなかったもう一つのことがあります:彼はプットオプションを実施することで得られた実際の利益を計算しているのです。自分で彼の計算値を計算出来ます。そして彼は、彼が調べたプットオプションだけで約1500万ドルに達しています。

そして彼が検証しなかった他のプットオプションを追加してみるためにこの数値を二倍にすると、プットオプション取引を実施する結果として得られたであろう利益は3000万ドルになります。私が強調している点は、プットオプション取引にとっては重要なことでしょうが、ここで私達は数十億ドルについて話しているのではないことです。911の前後には他にも3000万ドル以上の価値のあった事象があるのです。

LS:S&P 500 株価指数に関する論文とChesney教授による研究は双方とも異議申し立てはなされていないと考えて良いのでしょうか?

PZ: その通りです。

LS:こうした計量経済学の発見と照らし合わせて、SEC [証券取引委員会] とFBI [連邦捜査局]の仕事ぶりについてどう思われますか?というのも彼らの調査が911委員会の結論の基礎となっているからです。

PZ:では、Poteshmanの研究の意味に戻りましょう。なぜなら彼の研究は911委員会の結論の弱点がどこにあるのかを、また彼らが何を避けて通ったと考えられるのかを示しているからです。まず第一に、2009年に発表されたレポートではSECのJoe Cellaという委員の名を挙げています。このレポートは要するに、911委員会報告書がどのようにしてその断定に至ったのかを述べずに断定した内容の根拠を示したものです。[6]

Cella は、自分達は2001年9月9日に発信した受信契約者宛てのファックス中で、彼らに現行価格でアメリカン航空のプットオプションを購入するべきであると伝えていた金融投資顧問サービス業者を突き止めたと述べていました。Cellaは自分のところの捜査員が調べに出て、このニュースレター、Options Onlineの2,000人の受信契約者のリストを入手したと報告しているのです。

彼らはそのリストにある受信契約者のうち55人がアメリカン航空のプットオプションを購入したことを突き止めました。そして彼らはそのうちの約半数の人々と連絡を取り、彼らからそのニュースレターの推奨によって彼らが9月10日にプットオプションを購入したことを伝えられました。つまりCellaは、アメリカン航空のプットオプションを購入した50人以上のそのニュースレターの契約受信者を突き止めたと主張していたのです。

この人数は、この推奨を受け取った契約受信者のうちの約2.5パーセントを意味しており、ドラマチックなものではありません。しかしこれは説得力のあるレポートであり、9月10日のプットオプション購入の大半を説明すると思われるものです。

LS:10日以前にもアメリカン航空や他の企業株のプットオプション購入がありましたので、Options Onlineは単にそれらに反応しただけかも知れません。

PZ: そこが興味深い所です。私達にはOptions Onlineのアドバイスの動機は精確には分かりません。あなたが述べていることは、Chesneyや彼の同僚が発見した、つまりBoeing、Merrill Lynch、Morgan、Citigroup、その他のそうしたプットオプションの跡をたどる必要があるということですね。

言い換えれば、内情に通じていた人々が、何が起ころうとしていたのかについてのインサイダー知識を持っていた人々が911の前にプットオプションを購入することで形成された風潮が十分あったと考えられるということです。そしてその知識が、そうしたインサイダー知識を持っていなかった一部の人々に、例えば、アメリカン航空のプットオプションを購入することを推奨したOptions Onlineの編集者に波及したと考えられるということです。

  
なぜこの説明が筋の通ったものと考えられるのか他にも理由があります。Wong、Thompson、Teh[経済学者Wong Wing-Keung、Howard E Thompson、Kweehong Teh]が書いた"Was there Abnormal Trading in the S&P 500 Index Options Prior to the September 11 Attacks?(911の攻撃に先立ってS&P 500 株価指数オプションに異例の取引が存在したのか?)"という題名の論文は、彼らの発見は2010年に発表されたのですが、何が起ころうとしていたのかを知りながら、アメリカン航空とユナイテッド航空の航空機が911に巻き込まれることを知りながら、こうした航空会社のプットオプションを購入することは自分自身を晒してしまうリスクを意味することになっていたため、アメリカン航空とユナイテッド航空のプットオプションを実際に購入することはある意味で最も愚かなことであったと記しています。

それからまた私は、自分が計量経済学者としてある意味で自分の専門的職業を擁護していることも指摘しなければなりません。私はとても注意深く全ての計量経済学の研究を調べており、私にはその研究に実質的な弱点は見つからなかったのです。それらは非合理な研究の断片ではなく、揺るぎない研究なのです。

そしてそうした研究からすれば、あらゆる方面が調査されたと述べながら、その直後に:「そう、そう言えば、私達はS&P 500 株価指数オプションを調査していなかった。」と述べる際のCellaのレポート中の内在的矛盾にもまた興味を持つのです。ウィスコンシン大学マディソン校の人々がS&P 500 株価指数オプションを調査した時、彼らはS&P 500 株価指数のプットオプションでインサイダー取引を示す最高の証拠が実際に存在していたことを発見したのです。

LS:Wong、Thompson、Teh もまた、自分達はインサイダー取引を決定的に突き止める取引データを必要としていると述べていましたね。

PZ: それこそまさに一連の3つの研究の動機なのです。

LS: 911でのインサイダー取引の証拠を突き止める際の別の問題は、もし政府にこれを訴追することに関心があるとしても、彼らはインサイダー取引について直接知っている一部の人々に対して防護策を提供するのではないかということです。そうではないでしょうか?

PZ: そうですね。その通りです。つまり、よくある犯罪捜査の手法は、他の人物に到達する特定の人物に対して防護策を提供するものであるということです。

LS: あなたは国際的な調査を求めていますね。なぜでしょうか?

PZ: なぜなら私はアメリカ合衆国当局によってなされた研究に全く満足していないからです。彼らは何が起きたのかについて真実を、例えば、911の前のMerrill LynchやBoeingのインサイダートレーディングを私達に明らかにしていません。彼らには機会があったのに、情報を明らかにしていないのです。彼らはアメリカン航空の情報のみを明らかにしました。これだけが説得力のあるものです。

LS:時効なき大量殺戮と関係しているという事実もまた、依然として訴追される必要がある重要な理由ではないでしょうか?

PZ: もちろんです。訴追される必要があります。私達はChesney が述べているプットオプション取引に戻り、それらを一つづつ全て突き止める必要があるのです。‐私達はBoeing、Merrill Lynch、Morgan、Citigroup等に戻る必要があります。それらを一つづつ全て調べ、誰がやったのか精確に調べ、誰某はアメリカ人なのだから、そのようなことをするはずがないなどという推定をしてはいけません。そのような推定は真剣な研究でなすべきことではありません。真剣な研究がなされなければなりません。

LS:私達が話してきた一連の科学的論文が他の経済学者からの対応を受けていないのはなぜなのでしょうか?

PZ: 私の専門的職業について率直に申し上げますと、本当の理由は彼らが恐れているということです。私は自分の専門的職業については分かっています。通常、このような最新の話題あるいは、これほど最新ではなくても大きな社会的意味のある話題に直面すると、そのことを研究しようとします。なぜなら自分の専門経歴を前進させることが出来るからです。私は通常の学問的な意味で申し上げています。

ですから自分達自身の研究をしようと望んでいたり、こうした他の学者の研究の批判をしようと望んでいたりする計量経済学者が他にも存在するとお考えかも知れませんが、本当に真剣なやり方で、そうした研究が自分達の専門家としての経歴を前進させると期待して行うようなことは‐起きてはいないのです。そしてその理由は、私が述べたように、彼らは恐れているからだと考えています。こうした研究は彼らが扱うには余りに大き過ぎるのです。彼らはこの話題に触れるだけでその話題に信用を与えてしまうことになると恐れているのです。もう一度言わせて下さい:この話題に触れるだけでその話題を正当なものとしてしまうのです。このため、「Journal of Business 」に発表したPoteshmanの論文はとてつもなく重要だったのです。この論文がこの話題を正当なものとしたからです。

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http://www.atimes.com/atimes/Global_Economy/ND27Dj04.html

LS: 911を取り巻く金融上の事項についてはさらに疑問が残っているようです。例えば、注意を引くことは

2001年7月/8月に銀行の外を流通していたアメリカ通貨の総量の膨大な増加です。この増加は数十億ドルに達していました…連邦準備制度が報告したM1通貨部門の通貨供給量は(季節調整していないデータでは)130億ドルに上っており、第二次大戦以降の55年間における7月‐8月の増加では最高の増加を示していました。連邦準備銀行のバランスシートのデータは2001年7月/8月の通貨保有量における同様な下落を示しています。一方アメリカ財務省のデータが流通通貨の増加は100ドル札に集中していたことを示しています。[7]

このことに関してご意見はおありですか?

PZ:あなたが引用しているBill Bergmanは要するに、さらに説明が必要とされる研究分野があると述べているのですね。彼が私達に注目することを求めているのは何なのか、そしてそれが重要であることを私は理解します。あなたが述べたように、特に2001年7月/8月の100ドル札の通貨供給量において、非常に大きな増加がありました。これは甚大な増加でした。

そこからなぜそのようなことが起きたのか説明を求める疑問が持ち上がります。またBergmanはどうやらこうした疑問を提起しただけで、こうした疑問を指摘しただけで、自身の職を解雇されたというわけですね。そのように私は理解しています。しかしそう述べながらも、彼がなしたことは重要であると指摘する以外に、私は彼がなしたことに付け加えるべきことを何も持ち合わせていないのです。

そしてその日には他にも金融上の事項と関連することが起きていました。例えば、この件について私は何と言えばいいのか分からないのですが、世界貿易センタータワービルの直撃を受けた特定の階は、特に重要な金融に関する階だったのです。私はビル全体の話をしているのではありません。私は直撃を受けた特定の階の話をしているのです。また直撃を受けたペンタゴンの特定の部分もまた金融上の事項にとって極めて重要なところでした。

LS: 会計にとってですか?

PZ: はい、その通りです。会計にとってです。これを単なる偶然であったと信じるには余りに多くのことが存在しています。別のことですが、私は世界貿易センターの底部に非常に多くの金が保管されており、トラックがやって来て、その金を運び出したという報道を読んだことがあります。その金はどこに行ったのでしょうか?まず第一に、そうしたことがあったのでしょうか?もしそうであれば、どこに行ったのでしょうか?

そして崩壊した三つ目のビル、第7ビルにはSECのファイルがあったのですが、破壊されました。私はSECのワシントンオフィスに勤める人物を知っていますが、彼は後に私に‐彼らは実施されていたあらゆる類の調査に取り組んでいたのですが、一連の企業を訴追する上で必要な文書やファイルのコピーをどこにも置いていなかったために、次から次に調査事案は終結してしまったのだとと告げました。

私が言いたいのは、M1通貨供給量の件は多くの件のほんの一つに過ぎないということです。プットオプションの事項の意義は、数が明白であり、告訴人としてなすべきこともまた明白であるということです:実際の人物名のところへ行き、取引をした実際の人物のところへ行けばいいのです。人物名は入手出来るのです。この点に関しては疑いようがありません。

LS:仲介業者を通じてですか?

PZ: はい、彼らは知っているはずです。そして私は、金融上の異例な動きの中でインサイダートレーディングは最も明白な事例であり、そのため興味を引き付け、調査するに値すると述べているのです。他にも金融上の異例な動きはあります。破壊されたビルの保険金の支払いはもう一つの実例です。数十億ドルの話を私達はしているのです。

LS:それから私達には、Munich ReやSwiss Reといった一部の再保険会社もまたプットオプションの標的となっていたことが分かっています。

PZ: はい、その通りです。

LS: あなたは計量経済学の専門家であるだけでなく、マルクス主義理論の専門家でもあります。このインタヴューの終わりに、重要な疑問である、"Cui Bono 9/11" [誰が911で利益を得たのか?]という疑問に対するマルクス主義の研究方法による説明をお聞かせいただけますか?

PZ: そうですね。まずお断りしたいのですが、私は長年にわたりマルクス主義の研究をし、マルクス主義のシリーズの編集者をしていますが、911が起きてから911それ自体が調査に値すると決断するにはしばらく時間がかかりました。衝撃的な人間的事件ではありますが、衝撃的な理論的事件ではないのです‐つまり、国家が自身の国民に対しても実行可能である事象についての私のマルクス主義者としての理解という観点からすれば、衝撃的ではないのです。911はそうした観点すれば衝撃的ではないのです。

しかし、いずれにせよ、次の疑問に向かいしょう:なぜアメリカ国家には現時点でそれを実行した可能性があるのか?また何の目的で?しかし、これは一種の罠の仕掛けられた疑問かも知れません。なぜなら何を私が言おうとも、誰かが反論して、こう言うかも知れないからです:でもね、911がなくても彼らは同じことを成し遂げていたでしょう。

それでも、私は依然として一つの事実を述べたいと思います:アメリカ合衆国の軍産複合体は911の結果として数十億ドルを得たと。911なくしてこれほどの総額のマネーを獲得するのはかなり困難であったと私は考えます。アメリカの軍事支出は既に、他の部門を会わせた大きさと同等になっています。このような信じられない程巨大な軍へのイデオロギー的な支援に、911は間違いなく役立ったのです。

LS: 軍産複合体が余りに巨大化し、余りに力を持ち過ぎて、今や経済的に支配しているという [Dwight] Eisenhower 大統領が警告した内容が現実となっているということについて、あなたは経済学者の観点からどうお考えでしょうか?[8]

PZ: 一言で答えれば、その通りとなります。しかしさらに込み入った答えは、アイゼンハワーの表明について私が理解しているのは軍産複合体の支配は準備に長い年月がかかったということであり、911は一年ほどで実現出来たということです。しかし、一方で、このような疑問を自分で尋ねることも出来るとも言えます:そうですが、なぜ彼はその表明の二年前にそうしなかったのでしょうか?その表明は彼が最後になって投げかけたものであり、そのことに対して彼はいかなる責任も取っていないのです。

同時に彼は[キューバの]ピッグス湾侵攻の準備をしており、彼が[大統領J F]ケネディに押し付けたのです。もちろん、アイゼンハワーが述べたことを引用するのは素晴らしいことです;私は彼の表明を好んでいますし、それは正しいことが判明しています。しかし私はその発言をするために最後まで待ち、その後その件について何も出来なかった彼の動機を全面的には理解していません。それから彼が大統領としてなしたことは他のアメリカの外交方針と合致していました。

LS:ですが、彼の後継者ジョン F ケネディ は軍産複合体に対してかなり異なる対処をしていました。

PZ: はい、彼は軍産複合体に本当に挑戦した人物だったのです。この点について全ての人が読むべき素晴らしい書物があります:Jim Douglas著の「JFK and the Unspeakable(JFKそして語られざる話)」という本です。[9]

LS:そうですね。同書は全く優れています。私も同感です。

PZ:もしJFKの軍産複合体に対する挑戦について何か読みたいと望むのであれば、この本こそ絶対に読むべき本です。この点について間違いはありません。

LS: Zarembka教授、お時間を割いていただきありがとうございました!

 

 

注釈
1.Paul Zarembka著: "Evidence of Insider Trading before September 11th Re-examined"(「911前のインサイダートレーディングの再検証」)、2001年9月11日の事件についての国際公聴会、2011年9月8日から11日、カナダのトロントにあるライアーソン大学において。リンクは
こちら、2011年9月9日。

 

2.Allen M Poteshman著: "Unusual Option Market Activity and the Terrorist Attacks of September 11, 2001," (「異例なオプション市場の動向と2001年9月11日のテロリスト攻撃」)シカゴ大学出版局のThe Journal of Businessにて発表、2006年79号、第4版、1703ページから1726ページ。
(訳者注;
http://www.jstor.org/stable/10.1086/503645にあります。)

 

3.Wing-Keung Wong, Howard E. Thompson und Kweehong Teh著: "Was there Abnormal Trading in the S&P 500 Index Options Prior to the September 11 Attacks"(「9月11日の攻撃に先立ってS&P 500株価指数オプションにおいて異例の取引が存在したのか?」)Multinational Finance Journal、第15号、1/2番、1ページから46ページ。リンクはこちら
(訳者注:現在は
http://911inacademia.files.wordpress.com/2011/01/abnormal-trading-in-the-sp-500-index-options-prior-to-the-september-11-attacks.pdf#search='Was+there+Abnormal+Trading+in+the+S%26P+500+Index+Options+Prior+to+the+September+11+Attacks'にあります。)

 

4.Marc Chesney, Remo Crameri and Loriano Mancini著: "Detecting Informed Trading Activities in the Option Markets"(「オプション市場における情報に通じていた取引活動の検知」)、チューリッヒ大学、2010年4月。リンクはこちら

5.参照 Michael C Ruppert著: "Crossing the Rubicon: The Decline of the American Empire at the End of the Age Of Oil"(「アメリカ帝国の衰退と石油の時代の終焉」)New Society Publishers、2004年。

 

6. 参照 委員会覚書メモCommission Memorandum: "FBI Briefing on Trading"(「FBIの取引についての説明」)2003年8月18日付dated August 18, 2003, リンクはこちら

7. Bill Bergman: "A 9/11 Paper Trail: Benjamin Franklin, Rolling Over In His Grave"(「911の文書に残る記録:ベンジャミンフランクリンが草葉の陰で嘆いている」)、2012年3月23日に発表。リンクは
こちら

 

8. 参照 Dwight D. Eisenhower: "退任演説"、1961年1月17日に行った。 リンクはこちら

9. James Douglass著: "JFK and the Unspeakable: Why He Died and Why It Matters"(「JFKそして語られざる話:なぜ彼は死んだのかそしてなぜそれが重要なのか」)、Orbis Books、2008年。

 

 

 

2013年12月 5日 (木)

元連邦準備銀行分析官William Bergmanへのインタヴュー

以下は、http://www.youtube.com/watch?v=J8Z2kiAoCjsの日本語字幕です。(2分48秒から9分37秒まで)

 

 

 

先月Bob Corker上院議員は、アフガニスタンの大統領Hamid Karzai(ハーミド・カルザイ)に対してなされたと言われる現金の送金をめぐってオバマ政権に疑問を提起しました。

 

そこでこのほど私は、会計における真実研究所のディレクターであるWilliam Bergmanにお話を伺いました。

 

彼は実際に以前連邦準備銀行のエコノミストを務めていました。

 

私は彼に数百億ドルの海外への現金の送金とは何であったのか、また彼の準備銀行での職務について尋ねました。

 

「私は準備銀行で1990年に働き始め、エコノミストとして5年か6年程、最新の経済分析を行っていました。

 

その間私は、合衆国地区連銀経済報告書(ベージュブック)のシカゴ連邦準備銀行の寄稿報告を作成していました。

 

私が連邦準備銀行で働いていた最後の5年間、私はとても興味深い分野である金融市場と決済システムリスク部署にいて、かなり興味深い銀行内部および銀行全体のアレンジメントや決済システム、金融システムを調べていました。

 

これは表面上は無味乾燥ですが内実は興味深いことでした。

 

私のそこでの最後のプロジェクトとして、2001年8月頃私は一つの論文を書きました。

その論文の約80パーセントは緊急事態が宣言された、戦時における連邦準備制度と他の政府関係機関の関係を徹底的に検証するものでした。

 

2001年11月に私はその論文を議会調査部に提出しました。

 

 

さらにその論文を最新のものに改定していると、2003年の暮れに私はシカゴ連邦準備銀行の監督規制部署のマネーロンダリング分野の業務に呼ばれました。

 

そこで勤務し始めると時に、私は二つの事象に気付きました。

一つが2001年7月、8月の数十億ドルの通貨送金の急増です。

 

また2001年8月2日の日付のある連邦準備銀行理事会が作成した書簡にも気付きました。

 

この書簡は職員に疑わしき活動の報告の精査を求めるもので、疑わしき活動の報告とは、銀行が提出を義務付けられている銀行業務と関連する犯罪と疑われる活動についての報告のことです。

 

その書簡では、疑わしき活動の一部であると判明している活動についてさらに報告するようにはっきりと記載していました。」

 

ここで少々割り込ませていただきますが、視聴者にはグラフがご覧いただけると思います。

 

ご覧いただいているこのグラフはアメリカ連邦準備制度券の上昇を示しています。

 

2011年9月以前に流通していた連邦準備制度券、つまりアメリカドルのことです。
(訳者注:2001年の間違いだと思われます。)

 

それをその前の5年間の同時期の平均と比較しています。

 

基本的にこれは全マネー流入を含んでおり、2000年問題などより前のものです。

 

私達が目にするのは、2011年8月、9月における間違いなく大規模な増加です。
(訳者注:2001年の間違いだと思われます。)

 

私はこうした明らかになった指標についてお尋ねしたいと思います。

 

これは今でも連邦準備制度のホームページ上に発表されているのでしょうか?

 

「今ではホームページ上にはありません。以前はホームページ上にありましたが、今ではホームページ上にはありません。」

 

このような通貨の大規模な増加に対して与えられる説明としてはどのような説明が可能であると思いますか?

 

「私達が受け取った書簡では、無邪気にもアルゼンチンの銀行危機のせいであると説明がされていました。

 

もちろんその可能性はあるとはいえますが、精確な説明とはなっていません。

 

調査されていないことを問題としていないのですから。

 

アルゼンチンの銀行危機による説明は全く物事を知らない説明と言えます。

 

また、それのみが可能性のある唯一の原因ではないのです

 

最近でも、私が懸念していた分野でのオペレーションが現時点でも依然として稼動しており、調査すべきであることを示すさらにいくつかニュース記事が出てきました。」

 

あなたはご自身の職を打ち切られた際に、理由はなぜなのか説明を受けましたか?

 

「私が2001年8月の監督書簡に関する疑問を提起した一週間後に、私のその分野での職務は打ち切られました。

 

私の機密情報への信任許可は取り上げられ、私は所定手続きの言語道断な侵害を犯したと告げられました。

 

一ヵ月後に私の連邦準備銀行での職は取り除かれました。

 

その時私はこれは私個人とは無関係であり、組織としての事項であると告げられました。」

 

あなたは最近明らかになった追加的な証拠についても言及されましたが、それはどのようなものなのか、ご説明いただけますか?

 

「はい、二つの分野で、依然として適切な調査が必要であることを示す事実を浮き彫りにすることがあったと思っています。

 

まず第一が、Bob Corker上院議員が外交問題委員会でここ10年間以上にわたるKarzaiに対する現金の送金について素晴らしい質問をしていることです。

 

あなたは2011年について言及しましたが、もちろん2011年も興味深い年ではありますが、私は特に2001年について話しているのであり、2011年について話しているのではありません。

 

Bob Corker上院議員はオバマ政権にHamid Karzai(ハーミド・カルザイ)に対する現金の送金についての説明を求めているのです。

 

五日程前のことだったと思いますが、上院会館内でのコメントの中でBob Corker上院議員は、こうした類のHamid Karzai(ハーミド・カルザイ)に対する支援やこうした現金の送金という類の潜在的な腐敗が、911の数ヵ月後にHamid Karzai(ハーミド・カルザイ)が大統領になる前から、何らかの形で進展していた可能性を提起していました。

 

それから最近数年間の間に素晴らしい本が出版されています。

 

それは「Invisible Hisitory 」というPaul FitzgeraldとElizabeth Gouldが書いたアフガニスタンの歴史に関する本です。

 

その本の中では優れた考察がなされており、アメリカとアメリカ政府関係機関が911の直前数ヶ月間にアフガニスタンを支援し、興味深いことをアフガニスタンで行っていたどのような可能性があるのか論じています。

 

通貨にはこのような形でアメリカの秘密工作で使用された長い歴史があります

 

例えば、さかのぼって1953年にイランでの使用されたのが一つの例です。

 

最近Hamid Karzai(ハーミド・カルザイ)への送金の歴史に興味を持ったBob Corker上院議員は、911以前の秘密工作における通貨送金がアフガニスタンで既に進展していた可能性を強調しているのです。」

 

少し補足させて欲しいのですが、私達はGuradian紙に実際に、2003年のイラク侵略の後に、およそ2億8100万ドル分の363トンの重さの百ドル札の連邦準備銀行券がイラク省庁とアメリカの契約業者向けの支出としてニューヨークからバクダッドに発送されていたという記事があるのを見つけました。
(訳者注:
http://www.theguardian.com/world/2007/feb/08/usa.iraq1の記事のことだと思われます。)

 

C-130型航空機による送金が一ヶ月に一、二回実行されていたことが分かっているのです。

 

数十億ドルの話をしているのです。

 

そしてこれは全く説明されていないのです。

 

これほどの現金が海外の戦争で疲弊した国に送金されており、その監督がなされていないなど、いかにして可能なのでしょうか?

 

「そうですか。何がしの監督はされてますよ。

 

願わくば議会が将来も、過去に見られるより以上に監視を実施することを望みます。

 

それは可能なのです。

 

例えば、アフガニスタンでの911やそれ以外の工作以前の秘密作戦の支援における巨額の現金の送金に対しては調査が必要と言えるでしょう。」

 

以上が、会計における真実研究所のディレクター、William Bergmanへの私のインタヴューでした。

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