« CIAのジョージブッシュに言及する1963年11月29日のフーヴァー長官のメモ | トップページ | 付随的被害 1/5 »

2013年11月24日 (日)

新しい研究:「陰謀論者」は健全に思考し;政府にだまされている人は非合理で、敵意に満ちている

以下は、http://www.veteranstoday.com/2013/07/14/whatabout7/の日本語訳です。

   

 

 

 

新しい研究:「陰謀論者」は健全に思考し;政府にだまされている人は非合理で、敵意に満ちている

 

H_sharifi20130712040256270320x179_3by Kevin Barrett

 

 

 

このビルは倒れているのであろうか、それとも爆裂しているのだろうか?「倒れている」という人は薬を飲む必要がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカとイギリスの心理学者と社会科学者による最近の研究が、主流メディアの紋切り型の報道とは反対に、論争中の事件の公式説明を受け入れる人々よりも、「陰謀論者」とレッテルを貼られた人々の方がより健全な思考力を持っていると考えられることを示している。

 

直近の研究はケント大学(イギリス)の心理学者Michael J. Wood と Karen M. Douglasが7月8日に発表したものである。この研究は「第7ビルはどうなったのか?」との題名の、911についてのインターネット上の議論の社会心理学的な研究である。この研究では「陰謀論者」(賛陰謀論)と「慣例主義者」(反陰謀論)のニュースページ上でのコメントを比較している。

 

執筆者は慣例主義者のコメントよりもいわゆる陰謀論者のコメントの方が社会慣例として認められることを発見して驚いたのであった:「集めた2174のコメントのうち、1459を陰謀論者に、715を慣例主義者に分類した。」つまり、ニュースページ上にコメントをした人々の中で、911やJFK暗殺のような事件に対する政府説明を信じない人々の数は、信じている人の二倍以上であるのである。これは、今では社会通念となっている内容を表現しているのは賛陰謀論のコメントをした人であり、一方反陰謀論のコメントをした人は、小さな、苦境に立つ少数派であることを意味するものである。

 

おそらく自分達が主流と想定している見解がもはや多数派を代弁してはいないためであろう、反陰謀論者のコメントをする人は頻繁に怒りや敵意を示していた:「この研究は…911の公式説明に賛成する人々は、自分達のライバルを説得しようとする際、概してより敵意を持っていることを示すことになった。」

 

加えて、反陰謀論の人々は敵意を持っているのみならず、自分達自身の陰謀論に偏向的に固執していることもまた判明した。彼らによれば、911についての彼ら自身の理論‐アフガニスタンの洞窟に住む人工透析装置を付けた人物の指示のもとで、誰も飛行機をうまく操縦出来なかった19人のアラブ人が、世紀の犯罪をやってのけたという理論‐は誰もが認める真実であったという。一方、いわゆる陰謀論者は、911事件を完全に説明する理論を持っている振りはしてこなかった。

 

簡潔に言えば、Woodと Douglas による新しい研究は、自分達自身の非主流的真実に敵意をもって偏向的に固執しているという‐陰謀論者に対する否定的紋切り型表現は、実際には、911の公式説明に反論する人々のことではなく、911の公式説明を擁護する人々のことを述べていることを示しているのだ。

 

さらに、この研究は、反陰謀論者よりもいわゆる陰謀論者は(例えばJFK暗殺を911の先例として見るような)歴史的文脈を論じていることを発見したのである。この研究はまた、いわゆる陰謀論者は「陰謀論者」や「陰謀論者」と呼ばれることを好まないことも発見した。

 

この両発見は、テキサス大学出版局から今年前半に出版された、政治科学者Lance deHaven-Smith著の「Conspiracy Theory in America」という新しい本において詳しく説明されている。deHaven-Smith教授は、なぜ人々は「陰謀論者」と呼ばれることを好まないのかを説明している:この用語は、JFK暗殺に疑問を投げかける人々を非難し、中傷するためにCIAによって発明され、幅広く流布するようになったのだった!「『陰謀論者』という用語を普及させ、陰謀があったという考えを嘲笑と敵意の対象とするこのCIAのキャンペーンが、不幸にも、史上最も成功したプロパガンダ提唱の一つであったことは、信じざるを得ないのである。」

 

つまり、蔑称として「陰謀論」や「陰謀論者」という用語を用いる人々は、十分文書で示されており、議論の余地のない、歴史的な真実であるJFK暗殺を隠蔽するためのCIAによる陰謀の結果として、そうしているのである。ところでこのキャンペーンは、全く違法なものであり、CIA幹部が犯罪に関与していたのであった;CIAは国内での活動を禁じられているが、日常的に法を破って、プロパガンダから暗殺までの国内活動を実施しているのである。

 

DeHaven-Smithはまた、高度の犯罪についての公式説明を疑う人々がなぜ歴史的文脈を論じることに熱心であるのかを説明している。同教授は、陰謀についての大多数の主張が真実であることが判明していることを、またいまだ解明されていない多くの「民主主義に敵対する国家犯罪」の間には強い結びつきが存在していることを指摘している。疑う余地のない実例は、両暗殺共にベトナム戦争に進んだ大統領のお膳立てをした、JFK暗殺とRFK暗殺の間の結びつきである。DeHaven-Smithによれば、この二人の殺害はより大規模な同じ犯罪の一面であったと考えられるため、私達は常に「Kennedy兄弟暗殺」と複数形で論じるべきであるという。

 

グェルフ大学の心理学者Laurie Manwell も、CIAが企画した「陰謀論」というレッテルが認知機能の妨げとなっていることに同意している。彼女はAmerican Behavioral Scientist 「アメリカ行動科学者」(2010)に発表した記事の中で、反陰謀論の人々は自分達に以前からの信念と矛盾する情報を処理する能力がないため、911のような民主主義に敵対する明白な国家犯罪について秩序立てて思考することが出来なくなっていることを指摘している。

 

またABS(American Behavioral Scientist 「アメリカ行動科学者」)の同じ号の中でバッファロー大学のSteven Hoffman 教授は、反陰謀論の人々は概して強固な「確証バイアス」の犠牲であると付言している。つまり、彼らは(「陰謀論」というラッテルのような)非理性的なメカニズムを用いながら矛盾する情報を避け、以前からある信念を確証する情報を捜し求めているというのだ。

 

「陰謀論者」を攻撃する人々の極度に非理性的な考えは、ボイシ州立大学のコミュニケーションの教授、Ginna Husting とMartin Orrによって明らかにされている。2007年に“Dangerous Machinery: ‘Conspiracy Theorist’ as a Transpersonal Strategy of Exclusion,”という題名の査読を受けた記事の中で、彼らは以下のように書いていた:

 

「もし私があなたを陰謀論者と呼ぶことが出来るとしても、あなたが実際に陰謀が存在していると主張しているのか、それともあなたが単に私が避けたがっている問題を提起しているのかは大差がない。あなたにレッテルを貼ることで、私はあなたを公共での発言、討議、論争が起きる場所から戦略的に締め出しているのだから。」

 

しかし今では、インターネットのおかげで、公式説明を疑う人々はもはや公共での対話から締め出されてはいない;「陰謀論者」との非難を用いることで討議を封印するCIAの44年にわたるキャンペーンはほとんど使い古されたものとなった。学術的な研究において、ニュース記事でのコメントにおいて、今や賛陰謀論者の発言は反陰謀論者の発言よりもさらに数多くなり‐より理性的に‐なっている。

 

反陰謀論の人々がますます敵意に満ちた、被害妄想の変人の集団のように思われるのも無理はない。

 

 

 

 

 

(訳者注:日本でのCIAの暗躍については、田中真紀子女史の指摘があります。)

 

« CIAのジョージブッシュに言及する1963年11月29日のフーヴァー長官のメモ | トップページ | 付随的被害 1/5 »

Kevin Barrett」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1244825/54017658

この記事へのトラックバック一覧です: 新しい研究:「陰謀論者」は健全に思考し;政府にだまされている人は非合理で、敵意に満ちている:

« CIAのジョージブッシュに言及する1963年11月29日のフーヴァー長官のメモ | トップページ | 付随的被害 1/5 »

フォト
無料ブログはココログ